舌のトレーニング

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training なぜ舌のトレーニングが必要なのでしょうか?

舌を出している

舌は口腔内の筋肉のかたまりです。ふだんは気にとめることもない「舌」ですが、どんなはたらきがあるかといえば、「味覚を助ける」「食べ物を噛み砕くのを助ける」「飲み込みを助ける」「発音する」「呼吸を助ける」など、さまざまな役割をこなします。もし、舌の健康が損なわれると、「食べる」「飲み込む」「話す」「呼吸する」などの大切な機能がうまくはたらかなくなってしまうのです。

院長話す

さらに、舌は歯並びにも大きく関係します。幼少期から舌の位置を正しく保つことができれば、お口まわりのバランスが整いますが、反対に頬杖や口呼吸などのクセがあると、歯並びが乱れるリスクを負います。お口まわりの健康のために忘れてはならないのが「舌」の機能です。そのため、横浜市港北区日吉本町の医療法人博愛会(社団)日吉台歯科診療所「矢島歯科医院」では、舌のトレーニング「口腔筋機能療法(MFT)」をご提供します。

口呼吸が与える影響

口呼吸が与える影響

本来、呼吸は鼻で行います。鼻にはエアフィルターのような役割があり、ほこりや花粉、ウイルスの侵入を防ぎ、また吸った空気の温度や湿度を調整して肺に送り、肺の負担を軽減します。しかし、お口まわりの筋肉が弱く、口呼吸の習慣があると、エアフィルターを通らずに吸気が喉や気管支を通って肺に入るので、風邪やインフルエンザにかかりやすくなります。また、口が開いている状態が続くので、本来、唾液でうるおっているはずの口腔内が乾燥しやすくなり、口内炎や歯肉炎などを発症しやすくなります。ほかにも「歯が変色しやすい」「歯並びが乱れやすい」というデメリットも挙げられます。さらに口腔内外の筋肉が弱っていると、お口まわりにシワがよりやすく、またあごのまわりに脂肪がつきやすくなるのもデメリットです。それからいつも口が開いていると、だらしなく見えてしまうのも心配です。

鼻呼吸のメリット

鼻呼吸のメリット

鼻は、空気清浄と温度調整、さらには加湿も行う高性能な天然のエアフィルターです。そのため鼻呼吸をしていると口呼吸をしているよりも感染症にかかりにくいといわれています。鼻呼吸の習慣があるといつも口を閉じた状態なので、口腔内がうるおい乾燥を防ぎ、そして唾液もたくさん分泌され、口腔内の自浄作用が高まります。鼻呼吸をしていれば睡眠中のいびきの軽減や予防にもつながるのです。さらにお口まわりの筋肉のバランスが整い、正常にはたらきます。そのため、飲食の際、高齢者がうまく飲み込めず「むせる」、といったトラブルの改善にもつながります。お口まわりの機能がはたらくと、たくさんの酸素が届けられ、疲労物質の乳酸が減少し、デトックス効果が高まり、さらには基礎代謝があがり、痩せやすい体質になるともいわれています。

舌のトレーニング方法

4つのトレーニング
スポットポジション

スポットポジション

舌の先をいつもつけておく上のあごの位置を覚えましょう。舌先を丸めずにスポットポジションに当ててください。

ポッピング

ポッピング

舌全体を上のあごに吸い上げて「ポン」と音を出しましょう。舌の先は丸めずにスポットポジションにつけてください。舌を上に持ち上げる力を鍛えます。

スラープスワロー

正しい飲み込み方を覚えましょう。舌を上のあごに吸い上げ、ストローを噛んでください。口の横の方からスプレーで水を口に入れて吸い込み、飲み込んでみましょう。

ポスチャー

舌先をスポットにつけて、ストローを噛んで、口を閉じたままにしてください。5分間ほど続けましょう。舌をいつも上のあごにつけておく習慣をつけましょう。

あいうべ体操

あいうべ体操

お部屋でくつろいでいるときや、お風呂やトイレなど、いつでもどこでも気づいたら親子でやってみましょう。できるだけ大げさに、口を開けましょう。声は小さくても大丈夫です。1セット4秒ほどのゆっくりとした動作で「あ~い~う~べ~」と動かしてください。1日30セット(3分間ほど)が目安です。もし、あごに痛みがあるときには「い~う~」だけを行いましょう。